にぎやかなことや歌が大好きだった先生。ここは少し淋しいです。
でも夏にはきっとカエルの合唱や蝉の声、
春には鳥たちがたくさんさえずるのでしょう。
何より大好きだったふるさとに眠ることができて
きっと今は安心されていることでしょう。
田んぼが黄金色に輝いています。
帰りは歩くことにしました。
水がきれいです。こんな側溝に流れている水でさえ飲めそうなほどきれい。
そして田んぼや道ばたには必ずといっていいくらいある空き缶やゴミなんかが
ここではまったく見当たりません。とにかくきれいで、昔の日本がそのまま残っているような。
記念館に帰ってきました。
詩とメルヘン記念館に行ってメッセージ展を見てきました。
星屑同窓会の皆様の色紙作品をゆっくり見てまわりました。
知っているお名前と色紙を見て「やっぱり来てよかった」と思いました。
詩とファンタジー賞の表彰式の写真がありました。自分の後ろ姿もありました。
なんだか不思議な思いで眺めます。
当然のことながら館内では撮影禁止ですので
自分の色紙と後ろ姿の写真はしっかり見て外に出ました。
次に続きます
「このひとはしつこいからね〜」って
言われたこと思い出した。
「お墓まで来たの?しつこいね〜笑」
「こんな遠くまで・・よっぽど物好きなんでしょう」
先生、そんなこと言わないでくださいよ。
「頑張ってますか?」
「頑張ってるつもり・・ですが・・ぜんぜんダメかもしれません」
「生きてるうちが花。死んだら終わり。がんばんなさいよ」
だめだ・・涙があふれる。
先生、ありがとうございました。なんとかこれからもやっていきます。
やるしかないです。
先生の大好きな朴の木が植えてありました。
先生の詩をここに書かせていただきますね。(問題あれば速攻消します)
ホオノキ やなせたかし
ヒノキは高級な木
ホオノキは低級な木
朴葉の下駄とか
マナイタになる
でもホオノキのマナイタは
自分が傷ついても
決して包丁の刃を
いためない
トン トン トン
音がうれしそう
ホオノキはモクレン科
ひかえめな木
ぼくは下駄の歯と
マナイタでいい
低級な木の
ホオノキでいい
生まれたところも
香美郡在所村
朴の木(ホオノキ)だしね
**
(墓石に彫られている詩)
柳瀬家はここにあった
三百年以上続いた旧家だが
今は影もかたちもない
一族の墓石は
後方の
山の中腹にある
ぼくはここでねむりたい
故郷の土はあたたかい
木蓮科のマグノリア
一本の朴の木にぼくはなりたい
季節には
はにかみがちに
白い花を咲かせて
風の中でゆれていたい
やなせたかし
次に続く
うちの息子たちはアンパンマンに興味示さなかったので
実は私、アンパンマン見たことなくて。
あんなにキャラクターがいるなんて知らなかったです。
星屑同窓会のときはみんなキャラクターの名前知ってて歌も全部歌えて、
微妙なアウェイ感:笑
仕方ないです。今は少しわかるようになりましたけどね。
先にミュージアムに荷物を預かっていただいて朴の木公園に行きました。
ミュージアムから車で5分、約3,5kmの距離にあります。
歩いていこうと思ったけどまずはタクシーで。
車が入れないのでここから歩きます。
それにしてもいいお天気。
雲一つありません。
小川の水がとてもきれいです。キラキラしています。
見えてきました。
次に続く(ごめんね。長くなりそう)