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高知に行きました:横山隆一記念まんが館にて

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高知市内に戻りました。

次は「横山隆一記念まんが館」です。夫がファンの安倍夜郎展が開催されています。

内容についてはここでは触れませんが、(リンク先見てね)

館内にいらっしゃった学芸員の方たちがほんとうに親切で感激しました。

ふだん、美術館などでは取り澄ました感じのする学芸員や職員

(すみません、イヤな思いをしたことが多々あるので)

のイメージがあるのでよけいにそう思ったのかもしれません。

重いバッグを持ったまま展示を見たくなかったので

「ロッカーありますか?」と聞いたところ、無いとのこと。

ところがここはそのあとの対応が違った。

「よろしければ私がお預かりしますよ」って言ってくださったのです。

他に客は数人居たのですが、みんな荷物は手に持ったまま。

どうしようかと思ったけど「すみません。じゃお願いします。」と

預かっていただいたのでした。

おかげでゆっくり見ることができました。

荷物を返していただこうと行くと、上着をきちんと畳んでくださっていました。

バッグは床じゃなくて椅子に置いてありました。

にっこり笑顔で返してくださってほんとうに驚きました。

そして帰ろうとすると今度は日傘を忘れたことに気がつきました。

ところが情けないことにどこに置いたか思い出せず、

受付の方に傘立ての場所を聞いたところ、「この階には無いですよ・・」とのこと。

え〜っと・・どこに置いたのかしらん・・

そしたら受付の方が「館内にいる職員に聞いてみます」

あ、いえ、そんなお手数をおかけするわけには・・

あ〜情けない。

もうあきらめます。

と言いかけたとき、傘立ての鍵を思い出した。

そこに書いてた番号で場所がわかりました。

ひー!最初からこれ出しといたら館内の人に迷惑かけずにすんだのに!

どうやら上の階の人が探してくださっていたらしく、

すぐに受付の方が電話で傘があったことを知らせてくださっていました。

上の方が降りてきてくださり、「よかったですね」ってこれまたニコニコ。

なんてなんて優しいひとたち。

それに引き換え自分の情けないこと!

このひとは傘立ての場所までついてきて案内してくださいました。

あ・・もう大丈夫ですから・・(っていうか普通に出口にあった)

ここは入るところと会場のつながりが複雑でわかりにくかったのよ・・と言い訳もしておきます笑

「遠いところから来てくださってありがとうございました。またいつかぜひ来てくださいね」

「はいぜひっ!」

あ〜嬉しい!コウチサイコー!っていい気持ちになったところで

おなかがすきました。さて、そろそろ駅周辺に行くか。

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実はこのあともやらかしてしまい・・(苦笑)再び高知のひとに助けていただきます

つづくっ!(長いよー)

高知に行きました:きれいな川と詩とメルヘン記念館

にぎやかなことや歌が大好きだった先生。ここは少し淋しいです。

でも夏にはきっとカエルの合唱や蝉の声、

春には鳥たちがたくさんさえずるのでしょう。

何より大好きだったふるさとに眠ることができて

きっと今は安心されていることでしょう。

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田んぼが黄金色に輝いています。

帰りは歩くことにしました。

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水がきれいです。こんな側溝に流れている水でさえ飲めそうなほどきれい。

そして田んぼや道ばたには必ずといっていいくらいある空き缶やゴミなんかが

ここではまったく見当たりません。とにかくきれいで、昔の日本がそのまま残っているような。

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記念館に帰ってきました。

詩とメルヘン記念館に行ってメッセージ展を見てきました。

星屑同窓会の皆様の色紙作品をゆっくり見てまわりました。

知っているお名前と色紙を見て「やっぱり来てよかった」と思いました。

詩とファンタジー賞の表彰式の写真がありました。自分の後ろ姿もありました。

なんだか不思議な思いで眺めます。

当然のことながら館内では撮影禁止ですので

自分の色紙と後ろ姿の写真はしっかり見て外に出ました。

に続きます

高知に行きました:朴の木公園にて

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「このひとはしつこいからね〜」って

言われたこと思い出した。

「お墓まで来たの?しつこいね〜笑」

「こんな遠くまで・・よっぽど物好きなんでしょう」

先生、そんなこと言わないでくださいよ。

「頑張ってますか?」

「頑張ってるつもり・・ですが・・ぜんぜんダメかもしれません」

「生きてるうちが花。死んだら終わり。がんばんなさいよ」

だめだ・・涙があふれる。

先生、ありがとうございました。なんとかこれからもやっていきます。

やるしかないです。

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先生の大好きな朴の木が植えてありました。

先生の詩をここに書かせていただきますね。(問題あれば速攻消します)

ホオノキ やなせたかし

ヒノキは高級な木

ホオノキは低級な木

朴葉の下駄とか

マナイタになる

でもホオノキのマナイタは

自分が傷ついても

決して包丁の刃を

いためない

トン トン トン

音がうれしそう

ホオノキはモクレン科

ひかえめな木

ぼくは下駄の歯と

マナイタでいい

低級な木の

ホオノキでいい

生まれたところも

香美郡在所村

朴の木(ホオノキ)だしね

**

(墓石に彫られている詩)

柳瀬家はここにあった

三百年以上続いた旧家だが

今は影もかたちもない

一族の墓石は

後方の

山の中腹にある

ぼくはここでねむりたい

故郷の土はあたたかい

木蓮科のマグノリア

一本の朴の木にぼくはなりたい

季節には

はにかみがちに

白い花を咲かせて

風の中でゆれていたい

やなせたかし

に続く

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