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2016年の個展日記・3

からの続き


11/30(水)
今日から二週目。午前中は友人宅でのんびり過ごす。
午後から会場入り。イラストレーターのサイトウマサミツさん来店。サイトウさんはとてもかっこいい人物スケッチを見せてくださった。今日のカウンター内は久しぶりの淳子さん。
そして今日のアートホールでの朗読会に出演される小説家の高樹のぶ子さんがいらした。とても気に入っていただき、「不思議なヘチマ」(安房直子著:「野の果ての国」からイメージした絵)をご予約いただいた。
そして、この絵に合わせて、季節をテーマにした絵を3枚追加で描くことになった。ご主人の会社の壁に季節ごとに絵を変えて飾りたいとのこと。とても栄誉なことである。
今日は、アートホールの打ち上げパーティがあったらしく、たくさんのひとがカフェにやってきた。入りきれなくて、階段まで移動。サイトウさんはわたしの個展に来てくれたひとかと思っていたがパーティの参加者だった。
夜の11時頃に帰宅。友人は寝ないで待ってくれていた。朝早くから出勤なのにごめんなさい。


12/1(木)
10時半に家を出て、渋谷へ。渋谷から外苑前まで銀座線。電車を降りてホームを左へ。昨日、淳子さんに道を聞いておいてよかった。
ギャラリーハウスMAYAさんへご挨拶に。それから、淳子さんのおつかいで詩集「CLIP」2冊渡す。MAYAさんは「装画コンペ」のごんぎつねの絵を覚えていてくださった。今回の個展DMを置いてもらえた。わたしの絵もとても褒めてもらえた。
東京在住の夫の友人ひとりと、これまた夫の友人夫妻が同時にやって来られて同時にお相手できず、バッティング状態で困った。結局、お話好きなご夫妻とばかり話してしまい、ひとりの方は放って置かれるような形に。申し訳ない。
明日は、二子玉川にある「松本かつぢ」資料館へ行く予定。


12/2(金)
午前中早く出て、二子玉川へ。松本かつぢ資料館へ行った。館長の宇津原さんと初めてお会いする。とても気さくで楽しい方だった。お父様の松本かつぢ様のお話をいっぱいしてくださった。憧れの絵描き。
この後、工房暖簾オーナーとお会いする予定だったのが、二子大師というところに行ってしまい、時間に間に合わなくなった。散々待たせてしまって、着いたときにはお帰りになってしまっていた。これまた迷惑をかけてしまう。


12/3(土)
最終日。アートホールオーナーの娘さんが来られた。絵を気に入っていただき、ポストカードのご注文をいただく。在庫があったかな。
文藝春秋の方来られる。2月4日にラジオ深夜便に出られるらしい。
あとは淳子さんのお知り合いのイラストレーターの方来店。
ご自分の作品集を広げられる。個展会場にいらした絵描きさんって、そこでご自分の作品を広げて来場のお客さんに見せられる方が多いのだけど、マナー違反じゃないのかなっていつも思う。自分はやらないようにしよう。


12/4(日)
作品の片付け。
朝食のあと、荻窪八幡宮へお礼にお参り。落ち葉がたくさん舞っていた。友人宅から歩いて20分くらい。「タイトル」という名の本屋へも行ってみた。ナナロクカフェの写真撮り忘れたな。
片付け、梱包完了。ヤマトさんを呼んでもらって着払い指定する。12月9日着。
コーヒー、紅茶いただいた。
5時前にカフェを出る。ちょうど1時間後に羽田着。疲れているみたいで、文字が乱れてる。おみやげのお菓子を買った。


たくさんのひとに親切にしてもらい、
教えてもらい、
喜んでもらい、
不思議で夢を見ていたような2週間。
日常のバタバタを忘れて
ごほうびのような2週間。
ただただ、ありがとう。
出会えたひとたち。
会えなかったひとたち。
わたしは毎日の主婦業に戻ったけど
以前よりもっと
ていねいに、楽しんで
毎日を暮らしていこうと思う。

ありがとうございました。

日記は以上です。部屋の整理をしていたら出てきた雑多なメモ帳に書いていたもので、読み返してみたら貴重な経験で、ここに記すことで保存ができたらいいなと期待するものです。最後までお読みいただいた方、大変ありがとうございました。