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2023-08-03

新作

安房直子作<月夜のテーブルかけ>
(前略)・・・『ようこそ、ゆきのしたホテルへ』
と、黒々と書かれていましたから、私たちはやっと、目的地についたのだと知りました。
そこは、山の高みの、ひらけた場所でした。まわりを木に囲まれた、静かないい場所でした。けれども、ホテルの建物など、どこにもなく、ただ一面、びっしりとユキノシタのはえた地面の上に、まっ白の四角い布が、ひろげられていたのです。(後略)

児童文学作家、安房直子さんの童話「月夜のテーブルかけ」からイメージしました。
ある日。川でテーブルかけを洗っていたたぬきを見つけました。
彼は実は「ゆきのしたホテル」の支配人(?)です。
月夜の晩にゆきのしたホテルに招かれました。さて、どんなお料理が出てきたでしょう。そして、たぬきはバイオリンでモーツアルトを弾いておもてなししてくれました。

ユキノシタの葉っぱって、ふっくりしていて、一面に毛が生えていてモフッとして、まるでたぬきのようです。安房直子さんは同じようにゆきのしたの葉っぱを触って、やっぱりたぬきを連想されたのかなあ。

お料理にはゆきのしたの天ぷらや、タンポポのサラダ、ユキザサのおひたしと他にも、、、。本当に美味しそうです。料理そのものを描いても何かわからなくなるので、葉っぱのまま絵にしました。

ユキノシタの天ぷら、大好きです。野草料理は栄養もあって、好きな野草を見つけたら嬉しくなります。

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