2015-10-15
高知に行きました:朴の木公園にて
「このひとはしつこいからね〜」って
言われたこと思い出した。
「お墓まで来たの?しつこいね〜笑」
「こんな遠くまで・・よっぽど物好きなんでしょう」
先生、そんなこと言わないでくださいよ。
「頑張ってますか?」
「頑張ってるつもり・・ですが・・ぜんぜんダメかもしれません」
「生きてるうちが花。死んだら終わり。がんばんなさいよ」
だめだ・・涙があふれる。
先生、ありがとうございました。なんとかこれからもやっていきます。
やるしかないです。
先生の大好きな朴の木が植えてありました。
先生の詩をここに書かせていただきますね。(問題あれば速攻消します)
ホオノキ やなせたかし
ヒノキは高級な木
ホオノキは低級な木
朴葉の下駄とか
マナイタになる
でもホオノキのマナイタは
自分が傷ついても
決して包丁の刃を
いためない
トン トン トン
音がうれしそう
ホオノキはモクレン科
ひかえめな木
ぼくは下駄の歯と
マナイタでいい
低級な木の
ホオノキでいい
生まれたところも
香美郡在所村
朴の木(ホオノキ)だしね
**
(墓石に彫られている詩)
柳瀬家はここにあった
三百年以上続いた旧家だが
今は影もかたちもない
一族の墓石は
後方の
山の中腹にある
ぼくはここでねむりたい
故郷の土はあたたかい
木蓮科のマグノリア
一本の朴の木にぼくはなりたい
季節には
はにかみがちに
白い花を咲かせて
風の中でゆれていたい
やなせたかし
次に続く
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